旅笑い日記

~旅と日常の間のブログ~ 

名古屋で古代ロマンを感じる


今年の4月1日に名古屋市守山区で「歴史の里 しだみ古墳群ミュージアム」がOPENしました。


古墳と言えば奈良とかのイメージだったが、名古屋市内にも古墳が約200基もあり、
その中の3分の1にあたる66基が名古屋市守山区志段味(しだみ)エリアに存在しているとのこと。


名古屋市役所に行くと、名古屋市内の「遺跡分布図」というものが販売されているという情報を見たので、早速購入(各区によって金額が異なり、高い区は900円程度、安い区は250円程度)。
地図を見ているとわくわくしてきます。



昔から考古学には興味があり、これは身近で考古学ロマンを味わえる良いきっけではないかと早速行ってみました。


平日のミュージアムは子供連れ家族やお年寄りの方々がちらほらいるくらい。
基本的に入場は無料で、展示室に入るためには200円必要です。



1F展示室には志段味エリア古墳群を漫画で説明するVTRや、実際に古墳から出土した道具や埴輪などが展示されています(レプリカ含む)。




実際に当時の格好をして、写真撮影もできます笑


展示室を終えて2Fに上ると組紐づくりや埴輪づくり体験コーナーがあり、
外に出ると古墳群エリアに出ます。



外からは名古屋市で一番高い山「東谷山」がきれいに見れます。



ここでは大塚・大久手古墳群が保存されていて、その中のメインは「志段味大塚古墳」。



古墳時代に作られた当時の姿を復元しいて、周りに並べられた円筒埴輪も復元されています。
古墳頂部には木棺も復元され、スマホアプリを使うと今はやりのARで中ものぞけます。





ミュージアムを出て、車で数分走ると志段味古墳群の中ではじめて作られた前方後円墳である「白鳥塚古墳」があります。



およそ1700年経っても、古墳の形が残っています。



この古墳は形が大和で作られたものと形が同じであることから、この地域の王が大和政権との関わりがあったことを示しています。


またこの古墳には神話があり、ヤマトタケルが伊吹山の賊を退治しに向かい、負傷したところに一羽の白鳥が現れ、東谷山の麓までヤマトタケルを運んだところで死んでしまった。そこに白鳥の墓としてつくったのが白鳥塚である言われている。



人もほとんどいないため、一人で古代ロマンに思いを馳せつつ、ゆっくり鑑賞することができます。



当時は白い石英で覆われていて、光を浴びると輝いて見えていたと考えられている。



「白鳥塚古墳」から徒歩5分程のところには、
名古屋で唯一完全な形で横穴式石室を見ることができる「東谷山白鳥古墳」があります。
道路脇に入口があり、少し上ると円墳が現れます。



中には入れませんが、小さい窓から石室の中を覗き見ることができます。


横には中のライトを点灯させるスイッチと、自動音声説明を始めるボタンが。
音声説明を押すとけっこう大音量で話始めるため若干はずいです。




名古屋市内でこんな古墳を見ることができるとは思っていなかったので、
今後市内の古墳・遺跡を少しずつ開拓していきたいと思います!

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