旅笑い日記

~旅と日常の間のブログ~ 

ネパール〜締めくくりに博物館〜

今回の旅最後の観光地であるポカラに到着です。


ポカラはフェワ湖という大きな湖のほとりから、アンナプルナ連峰という8000m級のヒマラヤ山脈を仰ぎみることができ、

トレッキングやパラグライダーなど、アクティビティやるもよし、湖のほとりでぼーとするのもよしの、世界中からツーリストが集まるスポットです。


今回すでにエベレストトレッキングをしていたので、トレッキングはもうする気にならなかったので、ゆっくり過ごすことに。




まずはフェワ湖のほとりをぼーと歩きます。

20、30分くらいで半周くらいできます。



湖畔に座ってぼーとしている人や本を読んでいる人がちらほら



次にフェワ湖の中心に浮かぶ小島へ、乗り合わせの小舟で向かいます。

乗り合わせの小舟なら100円、自分専用の船を漕いでいく場合は500円。

かなりネパールの地元民の人の観光客がめちゃ多く、若干アウェー感ありました。








どこの若者も同じで、ポージングを決めてパシャパシャ写真を撮りあってました。



その後、国際山岳博物館なる施設に行きました。

世界中から集められたヒマラヤに関する資料が見ることができるとのこと。


中はけっこう広く、見応えのある展示物が多かったです。





まずはネパールに分布する多種多用な民族説明。またヒマラヤ山脈の一つ一つの山の説明や、ヒマラヤ山脈ができあがった経緯。

ヒマラヤに生息する動植物の展示。







初めてヒマラヤの山々を登頂した人物と、

当時の装備の展示。




田部井 淳子さん

初めてエベレスト登頂した女性が日本人だとは知らなかった。



都市伝説イエティに関する展示



日本に関しての展示も多いです。




長野県駒ヶ根市と関係があったんですね。

地元の若い女の子がこのマネキンの前でポージングして写真撮ってました笑


また登山家野口健さんのエベレスト掃除の様子と実際に回収してきたゴミの展示がありました。日本人として誇れる展示でしたね。


2.3時間はじっくり見れて、個人的には面白い博物館でした。


今回の旅のイベントはこれで終了!

あとはお土産を買って、日本へ帰国します。

帰ったらヘリコプターの保険請求とか色々やらなければ。

ネパール〜チトワン国立公園〜

エベレストトレッキングからカトマンズへ戻り、そろそろ日本に戻ろうかと考えていましたが、トレッキングをお願いした旅行会社から、

目的地まで行けなかった補填として、

食事やホテル無料で観光地に行かせてもらえるとのことなので、せっかくなので行ってきました。


まず1箇所目はカトマンズからバスで約7時間程離れたチトワン国立公園。

広大な敷地が自然保護区になっており、

様々な野生動物が観察できるスポットです。


まずは船で川を下ります


朝霧がかかった中をゆっくり下ります。



クロコダイル


陸に上陸し、ジャングルウォーキングがスタート。

ガイドさんがこん棒持ってます


ガイドさんの手についたヒル?

葉っぱの上でうねうね動いてました


野生のサイに遭遇

身をかがめゆっくりカメラをかまえる



ガイドがライノー、ライノー!いうからライオン!って思ったけど、サイのことなんやね。


野生のさる



午後はジープに乗って、ジャングルのさらに奥へ向かいます。




鳥がいっぱい


鹿がこっち見てます




翌日は象のブリーディングセンターへ


赤ちゃん象がかわいい


足を鎖で繋がれている象を見て、

小学生の頃読んだ「オツベルと象」を思い出しました。



チトワンでは色んな野生動物が見れ、

エベレストトレッキングとはまた違うネパールの魅力を感じれました。


明日からはポカラという湖畔の街へ行きます!

ネパール〜高山病に襲われ下山〜

トレッキング5日目、

この日はパンボチェからディンボチェ4350mまでのトレッキングです。

ようやく4000mの壁を超えます。


この日も体の調子はよく、快調に歩き始めました。4000mといっても日中は体を動かしていると長袖1枚くらいでも、まだ汗が吹き出してくるくらいです。



どこからともなく現れた犬がずっとついてきます





前日多めに歩いていたこともあり、

この日はお昼前にはもうディンボチェの宿泊するゲストハウスに到着しました。


ディンボチェに到着する少し前に、

歩いてるとき一瞬意識が飛びそうになったりしましたが、あまりひどいものでもなくあまり気にしてませんでした。


ゲストハウスに到着すると一気に気が緩んだのか、頭痛、吐き気、めまいが襲ってきました。

あー、完全に高山病だなーと思いつつ、

ガイドに症状を伝え、とりあえず水をいっぱい飲み、ベッドに横になることに。


数時間寝たあと、ガイドが私の様子を見にきたら、私の顔をみてびっくりした様子で、

何?と聞いたらカメラで私の顔を見せてきて、

ぱんぱんにふくらんでいる私の顔がそこにはありました。


頭痛や吐き気はまだ治っておらず、

ここまでかなぁと思い、明日の朝治っていなければ救助ヘリを呼び、下山することに。

幸い海外保険には入っているため、

救護費用の心配はありません。



翌日、症状はあまりよくなっておらず、

救助ヘリを要請することに。

まさか人生初のヘリをこんな形で経験するとは思いませんでした。





数日かけて登った距離を数十分で降り切りました。文明の利器は恐ろしい。


残念ながら、目的地のベースキャンプ までは辿りつけませんでしたが、遠くからでもエベレストが見れたことで私は満足です。


ヘリで降りる前に地元の人が声をかけてくれて、「お金なんて気にするな、命があればまた来れる。エベレストはずっとここにある。」


まさしく、その通りだと思いました。

実際登ってみると、年配の方も多くいて、

またいつかチャンスがあれば、

まだまだこの先来れるだろうと思ってます。



私のエベレストトレッキングは高山病で幕を閉じました。

ネパール〜エベレストトレッキング③〜

エベレストトレッキング4日目、

この日はナムチェバザールからお別れし、

パンボチェ3985mを目指します。


この日は順調に歩を進めれました。

景色も標高があがるにつれて、壮大になっていきます。







パンボチェには7時間程歩き、無事到着しました。

4000m間近もになり、到着した時にはかなり寒さを感じます。



ロッジ到着後のホットミルクティーは格別。


ロッジの中心にストーブがあり、

ほんのりでもいいからあったまりたいと、

皆んな、イスをストーブの周りに持ってきて暖をとります。




輪になっている人の中に、日本人らしき女性が1人。

これはと思い、また話しかけます(日本人には積極的です)。


私、「すいません、日本の方ですか?」


女性 「(イヤホンはずしながら)はい、日本人です」


少し変わった雰囲気を持ってる人だなーと感じましたが、でも美人。

仲良くなろうとしましたが、若干1人を好むタイプの印象を受け、あまり深くは色々聞きませんでした。

まぁこんな所に1人で来る女性は少しくらい変わっているでしょう。


彼女はすでに目的地のベースキャンプに到達し、その下り途中とのこと。


彼女 「上まで行ってから、ここに戻って来ると何でもできる気がしますよ。スキップだってできる。一日でこんなに人は変われるんだってことを実感できますよ笑」


なるほど、やっぱこの人変わってるわと思いながらそんなに目的地の環境は過酷なのかとも思い、逆にわくわく感もありました。


この日は体調も崩れることなく、

順調に一日を終えることができました。


トレッキング5日目に続く

ネパール〜エベレストトレッキング②〜

エベレストトレッキング2日目、

昨日の心臓の痛みはだいぶなくなり、

足取りも軽くなりました。


2日目はパクディン2610mからナムチェ3440mまでのトレッキングです。


ゆっくりと高所に体を慣らしながら歩いていきます。



馬も橋を渡ります



7時間程歩くと、シェルパの里ナムチェが見えてきました。

建物がいっぱいあり、一つの村が形成されており賑わっています。





ナムチェは標高3440mと、体を高所に順応させるちょうど良い高さということで、ここに2泊します。



翌日3日目は高所順応日で、長いトレッキングはなく、2時間程歩いたところにあるエベレストが見えるというホテルへ散策。


今日は休みみたいなもんだから、と言われていたが、そのホテルまでがずっと登りで今までで一番きつかった。


その分ヒマラヤの大パノラマが見れました。




富士山山頂まであと1m


ついにエベレストが

奥の山の左の低い方がエベレスト

遠近法で遠くに見えてます


こんだけ遠くでも実際に自分の目で見れた、

ということだけで感動しました。


子供の時に写真でみて、いつか自分はこの場所にいるだろうなと漠然と思っていましたが、

やっと実現できた瞬間でした。



三浦雄一郎さんの父、三浦敬三さんを讃えるプレート


今回のガイド、ポカシ30歳

彼にはかなり助けられました。



エベレストの余韻に浸り、明日4日目に備えます。